2018年02月01日

春の先触れ・仁和寺・それでアラビア

東京2日目は予定通り起床。
朝から電車のダイヤが乱れていて、当初は1日目に友人と横浜で遊んで泊まる予定を立てていたのを、天候が心配で中止したので、まあ会って遊べなかったのは残念だけど都内で泊まって正解だったなーと交通情報を眺めつつ思った。
朝はホテルでゆっくりして、亀戸のホテルから錦糸町まで歩いて地下鉄で移動。
まず向かったのは三井記念美術館の「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」展。
こちらの美術館は初めてなので、三井家のコレクション見せていただきましょうかフフ…みたいな感じで行ったら、さすがにさすがでしたわ。なんといっても応挙のパトロンだものね。
花鳥づくしの展示で、外の寒さとうらはらに一足先に春が来て、心に花が咲いたような、新春に見るのに相応しい展覧会でした。
鶴とか孔雀などの卵を素材として作った香合が面白かった。和歌山城のお庭で飼われていた孔雀の卵とか来歴があったり。中は金彩で、漆に蒔絵で描かれていて美々しい。輸出もされてたように書かれてたけど、イースターエッグとかの影響を受けて作るようになったんだろうか?それとも別で国内で独自で作られるようになったんだろか。
それから応挙目当てで行ったけど、呉春も好きだわー。線が悠々として、画家の寄せ描きを見てもぱっと目がいく。鶏なんか見てもふっくらして可愛いの。
あと渡辺始興の鳥類真写図巻がよくて、端から端までじっくり見た。

地下のシンガポール料理屋でチキンヌードルのランチを食べて、上野に移動。
雨が降り出したので、折り畳み傘を出してトーハクへ。「仁和寺と御室派のみほとけ」展。
仁和寺は行こうと思えばいつでも行けるし、京博とかの展示で見たことあるものも多いしなーなどと思っていたけど、やっぱり行ってよかった。
平日のためか人出が比較的少なめで、あれもこれも間近でじっくり見られてよかった。空海筆の三十帖冊子も、孔雀明王像も十二天像も子島曼荼羅もかぶりつき。
密教図像がいろいろあって、五秘密像とかまだまだ見たこと無いようなものもあって、奥深いな〜としみじみする。足元に子象がぎゅうぎゅうにいる普賢延命像とか。

もうじき修理が終わる観音堂の壁画を復元した部屋(この部屋だけ撮影可)もよかった。

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そして最後の部屋は御室派の各地の仏像が集められていて、もうお腹いっぱいになった。
コヅカイが乏しかったのでスルーしたけど、空海の書のグッズなにか記念に買えばよかったな。

常設は考古室と本館1階だけざっとまわる。トーハクって行くとすごく体力を搾り取られて、特別展を見た後になかなか常設をじっくり見ようという気力が残らない。
行くたびに軽い列ができてるのでスルーしてた刀剣室も人が少なめだったので見て来たが、刀はどうしても刃物ダナーという印象しか持てないなあ。いろいろ見比べれば姿とか刃文の美しさとかわかるんだろうか。それとも来歴で見るんだろうか。
福岡で見た日本号くらいインパクトがあれば、おーすげーって自分みたいな門外漢でもわかるけどなー…などと思いつつ、雨の降る外に出る。

続いて表慶館で「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展。
アラビア半島のこと、何を知っているかっていうと何も知らなかったなあ…と最初っから最後まで今まで見たこと無い目新しいものでいっぱいだった。やっぱ石の文化だよなーと紀元前のものを見ていて、人を模した石造物も全く見たことない感じで、そこから表現がこうなるのかー、とか、それに遺跡の地名がもう全然馴染みないしどこかわかんないし、未知だらけで、仁和寺展と続けて見るにはボリュームがありすぎるー。

あと表慶館に初めて入ったんだけど、とてもよい建物でした。

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次第に天候が悪化するという予報だったので、万一を考えて早めに東京駅に戻り、大丸で実家にお土産を買って帰宅。
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2018年01月31日

運慶とシュルレアリスムと

昨年の秋にトーハクで「運慶」展を見た時、今年金沢文庫で「運慶」展をやることを知り、ちょうど例年の実家に帰省している時期にあたるので、ついでに行ってみようか、それならついでに見たいものや人に会う約束もできるし…と、1泊2日で横浜ー東京に行ってきました。
7時台の新幹線に乗るために6時半に家を出ようと思っていたのに気が急いて、新幹線が出る1時間前にはもう駅に着いていたという。
新幹線に乗り、そういえば進行方向の左側に席を取れば富士山側だったなーと右側に座りつつ思ったけれど、その辺を通る頃は爆睡していた。
新横浜駅から地下鉄、京急と乗り継いで、金沢文庫駅から住宅街のなかを歩いていく。思っていたより距離があった。
参道に入り、称名寺の立派な仁王門をくぐると、現れたのは浄土だった。

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いやもうこんな大きな池を擁した立派な浄土庭園にお目にかかると思ってなかったのでたまげた。展示とは関係ないけど一気に旅の期待が高まる。心ひかれつつも博物館の方へ。
関西で仏像に目覚めてあちこち行ってて、ちっとは経験値が貯まってきて思うのは、関東のお寺や仏像の知識が薄いなーということ。時代としても場所としても重要な、鎌倉の。なので鎌倉の国宝館と共に、金沢文庫は一度訪れてみたかった場所でした。

「運慶〜鎌倉幕府と霊験伝説」展は康慶の地蔵菩薩像からスタート。滝山寺と永福寺跡出土の装飾品を見比べたり、運慶の大威徳明王や舞楽面をじっくり見たり。
仏像はイケ不動明王がいたのと、実慶の仏像もいいなー静岡にもけっこう行ってみたい場所が増えてきたなあと思ったり。
特に印象が強かったのは、大善寺の天王立像で、少し下向きの顔の右のこめかみから頬にかけて大きく裂け目ができていて、その影を含めてすごく印象的だった。

じっくり鑑賞して、図録と金沢文庫の仏像の本を購入していい経験したなーとほくほくと駅に戻り、横浜を経由してみなとみらいへ。
お昼はタカナシのチーズおかわり自由ランチが気になっていて行ってみたけど、行列ができて30人以上並んでいたのであきらめて、チェーン店で軽く済ませた。

せっかく横浜にいるのでもう一箇所なんか寄ろうと思い、横浜美術館へ行ってみた。
コレクション展「全部みせます!シュールな作品 シュルレアリスムの美術と写真」。
絵の素養のない自分の知識ではシュルレアリスムってマグリットとかダリとかなんかああいうの?という認識で、全体的にうん!わからん!と思いつつ鑑賞。あと人形を使ったのはとても猟奇的ですね!
芸術家がそういう思想で、それぞれの手法で表現した運動ということはまあわかったんだけど、一見物人としてはそれらをどういうテンションで見たらいいかよくわからんというか…「それを見てどう思うか」、で芸術作品を鑑賞することの限界を感じる。
しかしもやもやしつつも、展覧会としてのみごたえはけっこうあった。
見た中ではウジェーヌ・アジェの写真に惹かれた。なんか本があったら読んでみよう。

続いて渋谷へ移動して、Bunkamuraザ・ミュージアムへ。前売り券を買っていた「ルドルフ2世の驚異の世界」展。
以前『グレート・ミュージアム』っていうウィーン美術史美術館のドキュメンタリ映画を見てたので、そのハプスブルク家のコレクションの一部が見られるのかなーと思って。
しかし、神聖ローマ皇帝ともあろう人のコレクションと銘打ってこの程度しか持って来られなかったん?という感慨しかわかず、残念ながらあまり得るもののない展覧会だった。
例えば皇帝の驚異の部屋には世界中の多種多様の動物や植物の画がーとかいっても、家にいながらにしてあらゆる動植物がネットで見られる現代じゃ、まあ16世紀のヨーロッパの一地域じゃこんなもんだよな…みたいな感想しか持てないよなあ。現代の視点から見た「驚異」に欠ける、と感じてしまった。表現したいテーマと展示品のレベルが合ってないみたいな印象。
まあ何かを見に行って得るものがないのは、自分の経験値不足でもある、たぶん…とうわべだけ謙虚に辞す。

地下に入って渋谷駅の中の表示に従っていったら、銀座線改札まで階段をのぼらされて、なんでメトロのくせに改札が3階やねんとめちゃくちゃ心のなかで悪態をつきつつ、この日最後の予定は、新宿歴史博物館。
常設はさらっとだけど、富士講の富士塚の分布図とか、中央に富士があって天狗がいる祭壇なんかに食いついた。
ここでの目的は、「色ガラス芸術のパイオニア 岩田藤七、久利」展。
以前、村野藤吾展で、岩田藤七の宝塚カソリック教会のステンドグラスを見て、まるで何かの標本のような奇妙さと美しさに惹かれて、こちらで息子の久利の作品とともに展示をやってるのを知り、見に行きました。
ちっちゃなコーナー展示かなと思っていたら、思いがけず50点以上はある本格的な展示で、花器など色ガラスを漫喫。
第三回個展の時は、与謝野晶子が賛歌を7つ、堀口大學が詩を寄せたとか、なんかめちゃくちゃ豪華だよなあ。
貝をモチーフにした作品に、ああこのなんか生々しい感じ…と思うものがあった。

岩田藤七はコロラートという建築に利用可能なガラスパネルを作っていて、目黒区総合庁舎などに残っているらしい。またそれを見に行く楽しみができた。

この日のホテルは亀戸で、チェックインしたあと人と会ったり串をたらふく食べたり。

タグ:美術館 仏像
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2018年01月28日

『唐代胡人俑』展@東洋陶磁美術館

中之島の東洋陶磁美術館で、『唐代胡人俑ーシルクロードを駆けた夢』展を見てきました。

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前回訪れたときの特別展は撮影禁止だったと思ったけど、今回は全館撮影可能(フラッシュ×)といわれ、少し撮らせてもらってきました。

730年の、唐の遊撃将軍「穆泰」の墓から発見された、人や駱駝などの俑の展示。
俑って埴輪みたいなものという認識でしたが、730年…って言ったら日本は天平2年、聖武天皇の時。古墳時代は終わっていて埴輪も作られなくなっている。中国では墓に明器を副葬する習慣ってけっこう続いてたんだなー。
俑といえば他の博物館で、唐三彩を見たことはあった。駱駝とか武士とか鎮墓獣とか、茶、クリーム色、緑などの釉薬で彩られた美しい像。

胡人というのは唐の人達から見た異民族の総称だそう。
今回の特別展で見た像は、それまで見たことがあった像と比べて、リアル度が違った。彫りの深い顔立ち、生彩ある表情に惹きつけられた。

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バンダナにヒョウ柄パンツとか大阪人が食いつかずにいられんやつ。
踊ってると思ったら、駱駝の手綱を引く人らしい。

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1人1人みな違うポーズをしているし、服装も帽子を被ったり靴が違ったりと個性的。
顔や上半身に比べると下半身がちょっと単調に見えるのは、自立させないといけないからなのかなー。

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あごひげの表現が特徴的だった。あと毛が描かれている。

駱駝を引く人とか芸人(?)とか男装した女性とか色々いて、交易の盛んな活気ある街の一場面をそのまま切り取ったような群像が並ぶ墓室って、どんな感じだろうと想像した。

常設の1室が美術館コレクションからの俑が展示されてその中に唐三彩もあって、そこのキャプションで唐三彩は武則天の死後くらいからだんだん作られなくなったということを知った。そういう流行だったのかー。釉薬の彩色から、加彩でよりリアルな表現に進んでいったのかな。
あと跪拝俑がこんなのもあるのか…って感じで面白かった。

そういえば将軍のお墓にしては兵士の俑がないなーと思ったんだけど、胡人というテーマに合わないから単に出陳されなかったんだろうか? 盗掘されてたらしいけど全体でどれくらいの陶俑が出たのかとか他に副葬品なかったのかなーとか色々気になってくる。
別室で上映されてた映像を見たら、毘沙門天みたいな天王像が邪鬼じゃなくてヤギとか家畜を踏んでいるのが面白かった。

そういえば今回の展示でよかったなーと思ったのは、キャプションに大きさと重さが書いてあったこと。35cm程度の像で2kgくらいあって、意外と重いんだな〜と、手に持った感じを想像できた。

あと、今回の展示を見ていて知った知識。

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髪を真ん中でわけて両耳のとこでわっかにした髪型、日本では美豆良は男性の髪型だけど、唐代の双垂髻は女性の髪型らしい。で、この上の画像の像は髪型は女性だけど体つきや顔の表現はそうでもないっていう。

それから近所の国立国際美術館との連携企画で、現代作家の人物彫刻もあった。美術館らしい企画。

続いて常設展示の陶器を見てまわった。

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陽刻や印花の高麗青磁が好き。

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あと筍形の水注があって、ころんとした形がいいなーと思った。

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こういう壺を見ると、あーなるほどこういうのに面白みを感じるなーと思う。肌、それから景色。
特別展は2室程度でそう大きな規模でないけど、常設も見応えがあるのでけっこう堪能した。国宝の飛青磁花生と油滴天目も拝んで出た。
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2018年01月19日

2017年に読んだ本

2017年に読んだ本は35冊でした。相変わらず少ない…けれど、2016年は24冊だったので、微増とは言える。
電車では気楽に読める文庫本を持ち歩いているので、この変化は電車に乗る時間が増えた分かもなー。
家では重い本、展覧会図録とかを読んでいたり(買った図録は隅々まで読む派)、そういえば思い立って英語文法を勉強し直してたりしていました(三日坊主)。

2017年の読書といえば、『MONKEY』に加えて、文芸ムック『たべるのがおそい』を読み始めました。福岡の書肆侃侃房、梅田のジュンクの地方出版社コーナーで見かけてなかなか面白げな本がある…と思ってたら、西崎憲編集のムックがあって、年2回の発行ペースなので、それなら私でもついていけるな…と。

今んとことても好きなのは、vol.3に載ってた黄崇凱「カピバラを盗む」。
中国に宣戦布告した台湾が舞台で、戦争が始まってる(はずの)非日常にカピバラを盗んだ非日常をぶつけて妙にまったりした日常になってる変な話で、大変好みだった。この作家の訳書が出たらぜひ読みたい。

年を取って読書における自分の好みが変わったなーというのは、アンソロジーや文芸誌が面白くなったことです。若い頃は、1冊丸ごと1人の作家でないと、なんか集中が削がれて不満足だった気がする。

それから印象に残っているのは、『応仁の乱』。
読んでる最中も面白かったけど、その後で博物館に行った時に、あーこれ『応仁の乱』で読んだわ!っていうのが2回くらいあって、知識が身になった気がする。

秋はずっと、中井英夫の『虚無への供物』を、うん十年ぶりに時間をかけて再読していました。
特に黒馬荘あたりの描写がとてもよかった。人も町も。

2017年に読んだ本からマイベストをあげるとしたら、

『舟を編む』三浦しをん
『文豪怪談傑作選 川端康成集』
『闇の奥』コンラッド
『ティンブクトゥ』オースター
『完本酔郷譚』倉橋由美子
『停電の夜に』ジュンパ・ラヒリ
『虚無への供物』 中井英夫
『アンチクリストの誕生』レオ・ペルッツ

って感じです。

本の感想もあまり書かなくなっちゃったんですが、せめて月1回の読書メモくらいは読んでも読まなくてもブログに書きたいと思います。

以下は読んだ本。
『冬の夜ひとりの旅人が』 イタロ・カルヴィーノ
『二人のウィリング』 ヘレン・マクロイ
『舟を編む』 三浦しをん
『悪魔を憐れむ』 西澤保彦
『漱石入門』 石原千秋
『文豪怪談傑作選 川端康成集』
『たべるのがおそい vol.1』
『パルプ』 チャールズ・ブコウスキー
『ターミナルから荒れ地へ』 藤井光
『若い読者のための短編小説案内』 村上春樹
『応仁の乱』 呉座勇一
『闇の奥』 コンラッド
『ティンブクトゥ』 ポール・オースター
『ニャン氏の事件簿』 松尾由美
『百匹の踊る猫』 浅暮三文
『たべるのがおそい vol.2』
『完本酔郷譚』 倉橋由美子
『MONKEY vol.11』
『ツアー1989』 中島京子
『夜の夢見の川』 アンソロジー
『停電の夜に』 ジュンパ・ラヒリ
『残酷な方程式』 ロバート・シェクリー
『針がとぶ』 吉田篤弘
『たべるのがおそい vol.3』
『書架の探偵』 ジーン・ウルフ
『満願』 米澤穂信
『MONKEY vol.12』
『朱房の鷹』 泡坂妻夫
『木葉衣・鈴懸衣・踏雲録事』 行智、五来重
『虚無への供物』 中井英夫
『日本仏像史講義』 山本勉
『アンチクリストの誕生』 レオ・ペルッツ
『オリエント急行の殺人』 アガサ・クリスティー
『MONKEY vol.13』
『屍人荘の殺人』 今村昌弘
posted by すずる at 19:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2018年01月18日

2017年に読んだ漫画

2017年に読んだ漫画はメモした限りでは131冊でした。
その中で印象に残ったもののことをいくつか。

『映像研には手を出すな!』



増改築を繰り返して迷宮みたいになってる高校で、有象無象の部活動が跋扈するとか、設定だけでどストライクなんです。迷宮みたいな校舎からシームレスに想像の世界へ行って来いする世界観。
それからメインのアニメ作りをする女子高生3人の、世界観担当、動き担当、マネジメント担当の個性がまたとてつもなく際立ってて好き。
学生時代に文化系というか何かを創造することに熱中した人には、かなりささるんじゃないかなー。
2017年のマイベストは間違いなくこれ。

余談ですが雑誌『ダ・ヴィンチ』を読んだら、漫画『響』の作者がこれ(と『BLUE GIANT』など)に言及してて、一言一句同意だったので『響』読みたくなった。

『舟を編む』

 

落語心中が完結したあと、この人の漫画もっと読みたいなあと思ってたら雑誌に載ったので、先に小説を読んだりしたんですが、原作の小説もこの漫画もとてもとてもいいものでした。
辞書づくりに打ち込む人、その周辺の人たちの群像劇。もうちょっと話数あってもいいかなーという気もしたんですが、最高のコミカライズ。

あと上半期にもブログに書いたんですが(http://szur.sblo.jp/article/180284175.html)、今最も続きを楽しみに待ってるのは『アオアシ』です。
それから『彼方のアストラ』。



この作者のスケットダンスがけっこう好きだったので、読んでみたら、高校生のヴォイジャーだった。
スケットダンスは長い連載で、ギャグ回とシリアスの振れ幅が大きすぎた感があるけど、ほどよい感じになってるというか。

2017年に完結巻が出た漫画としては、『それでも町は廻っている』とか。



1巻か2巻が出たくらいから読んでたと思うので、10年近い付き合いになるのか。なんだかこの漫画が終わると思ってなかったので、アワーズで「次号最終回」って見て、えっ?となった。あっそういえば廻覧板ちゃんと買ったのに積んでた読まなきゃ。

『恋は光』



私はあまり恋愛関係が主軸の漫画を読んでるとはいえないけど、これまで読んだ中で、こんなにも登場人物が揃いも揃って浮つかない恋愛漫画は他にないといえる。
男1人に女の子3人というハーレム状態でありつつ、タイプの違う女の子たちがそれぞれ「恋」に向き合っていくのがみんな内省的で、女の子同士で会話を重ねていくのが湿ってなくていい。
なんかほんと…淡々としてるけど、他にない輝きがあるんだよーきらきらしてるんだよー。
ネタバレになるから書けないけれど、ある場面にはうっかり泣かされた。

2018年も漫画はぼちぼち読んでいきます。
posted by すずる at 23:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画