2019年01月14日

2018年に読んだ本

2018年に読んだ本は25冊でした。
数はさておき、毎月書こうと思っていたブログの読んだメモすら4月で止まってるのは良くない。
本も漫画も読んだ記録だけは月イチでつけていきたいと思います。今年の目標にする。
なんか歳を取ったせいか、疲れていたせいか、「面白い」を感じる力が衰えているなーと思います。もっと新鮮に読んで、好きなものを好きと語る事を心がけていきたいです。

あまり読めなかったのは、読むのにとても時間がかかった本があったのもありました。
久生十蘭の『魔都』!
あとイサク・ディネセンの『アフリカの日々』! これはもう、良すぎて一気読みがもったいなくて、高価で稀少なお酒をちびちび楽しむようにちょっとずつ読んでいて、まだ読み終わってない…むしろもう読み終わりたくない、ずっとイサク・ディネセンの描くアフリカにいたい。
なんか『やし酒飲み』、『闇の中』、『バッタを倒しにアフリカへ』ときて、自分の興味がアフリカに向いてんのかなーという感じもします。本に限ってですが。

読んだ中で強く印象が残っているのは、
『馬たちよ、それでも光は無垢で』
『ボルヘス怪奇譚集』
『舞踏会へ向かう三人の農夫』
あたり。



3.11の直後に小説が書けなくなった作家が、再び物語を紡ぎ始めるまでの話。
本当ならば出版時にリアルタイムで読むべきだったかもしれないが……その時に読んでいたらまた違う感想があったと思うが、その時は読み手としての準備ができてなかった。
作家が小説を書けないと自覚し、しかし文章は書き続け、突如与えられたFukushimaの作家だというアイデンティティを受け入れる。どうやって小説を書くのか。小説の構造があらわにされている。



「古今東西の書物から選びぬかれた92の短くて途方もない話。」
文庫になってこれほど嬉しかった本はない。文庫サイズで親しく手に持って、職場に行って帰る電車の中で一編だけ読んで心をよそに飛ばすのに最適。

 

表紙のザンダーの写真は見たことがあったので、興味を持って読んだ。
写真の被写体、撮影者、後にその写真を美術館で見た男、時代と人とを行ったりきたりしながら次第に人の関係が解き明かされていくところはとても興奮して読んだ。写真とはなにかという考えも面白い部分もあったが、しかし理解の及んでない部分もわりとある。

以下は読んだ本の一覧メモです。

『御子柴くんと遠距離バディ』 若竹七海
『たべるのがおそい vol.4』
『幻坂』 有栖川有栖
『MONKEY vol.14』
『丘』 ジャン・ジオノ
『翻訳夜話』 村上春樹、柴田元幸
『不思議の国のアリス』 ルイス・キャロル
『鏡の国のアリス』 ルイス・キャロル
『バッタを倒しにアフリカへ』 前野ウルド浩太郎
『たべるのがおそい vol.5』
『馬たちよ、それでも光は無垢で』 古川日出男
『フジモリ式建築入門』 藤森照信
『愛についてのデッサン』(再読) 野呂邦暢
『魔都』 久生十蘭
『サリンジャー戦記』 村上春樹、柴田元幸
『ボルヘス怪奇譚集』
『舞踏会へ向かう三人の農夫 上下』 リチャード・パワーズ
『MONKEY vol.15』
『スロウハイツの神様 上下』 辻村深月
『福家警部補の考察』 大倉崇裕
『MONKEY vol.16』
『アメリカ最後の実験』 宮内悠介
『フーテンのマハ』 原田マハ
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2019年01月09日

2018年のMONKEY

2018年は本を読んだら感想をまめに書こうとか言っていた気もするが、ほとんど書かずに終わってしまった。
なんとか文芸誌『MONKEY』だけはまだついていっているので、例年のごとく2018年の3冊も感想を簡単に書いておこうと思う。



春号の特集は「絵が大事」。

本にさし絵があった方がいいかどうかというと、中学生くらいまではあった方が嬉しかった気がする。
近年読んだ小説で、さし絵の記憶はほとんどない。不思議の国、鏡の国のアリスと、グスタフ・マイリンクの『ゴーレム』にあったかなあ。
特集のひとつに柴田元幸のエッセイがあり、欧米文学のさし絵の歴史に触れていたが、19世紀にはふんだんに使われ重要だったさし絵が、20世紀に入ると急激に減少するらしい。小説の心理描写が精密になるほど絵の入る余地がなくなるという説明になるほどと思った。
しかしこの号は「絵が大事」。
猿のあいさつから引用させてもらうと、
そもそも「言葉」に「絵」を「添える」という考え方が間違っているのであって、「言葉」と「絵」を組み合わせることで足し算以上のものを作るんだ、と思うようになりました。

この言葉通りに、特集では、ウィリアム・ブレイクの詩集を中心に、絵と文章が分かち難い作品が集められている。

ウィリアム・ブレイクの SONGS OF INNOCENCE AND OF EXPERIENCE は、版画+英文+翻訳が同じページに載っていて、詩を読むというよりは美術館で絵を鑑賞するように読んだ。
「無垢」の方の出版は1789年、ということはこの間見たゴヤの版画集の10年前だな。
ざっと再読してみたが、口に出して読みたい詩なんだろうな、と改めて思った。英語読めないなりに、これらの詩を口ずさむ感じは想像できる。

ジョン・クラッセンの絵と小川洋子の文の「訪問者」は、絵が先にあったのかそれとも文章が先なのか迷う。
大人向けの絵本のような、謎があり想像する余地のある短文で、立ち止まって絵を頼りに文章を読み解くような、それとも文章を頼りに絵の世界に入っていくような感じだった。
ジェシ・ボールとブライアン・エヴンソンの「ヘンリー・キングのさまざまな死」は、あらゆる場面であらゆる死に方をするヘンリー・キングという、なんなんだろうなこれは。でもこれ好きな人多いと思う。

それから特集と別に、アダム・サックスの「遺伝性疾患」という超短編集が不条理な笑いがわいてくるやつでめちゃ面白かった。
どれもこれもテーマが「父と子」で、似た者のような、対立してるような、愛情がなくもないような、取りようによって多様な立ち位置のテーマが取れる関係だと気付かされる。

最後に柴田元幸のカズオ・イシグロの英語の文章についての講演が収録されていて、和訳でしか読んだことがないので興味深く、読み応えがあった。



夏号の特集は「アメリカ短篇小説の黄金時代」。

1950年代。どういう文化の時代か、まったく思い浮かばない。日本は終戦から数年経ったところ。検索してみると、テレビ放送の開始、高度経済成長期突入、ベストセラー本ランキングを見ると、谷崎潤一郎とか三島由紀夫とか井上靖とか吉川英治とか。『太陽の季節』はなんか読んだことあるな。
その頃、アメリカにはどんな作家がいたのか。特集は村上春樹訳のジョン・チーヴァーを中心に、ブコウスキー、シルヴィア・プラス、ウィリアム・ゴイエン、ジェームズ・ボールドウィンの短編が載っている。
初めて名前を知ったジョン・チーヴァーの短編からは、上流からちょっと落ちかけてるみたいな人の話が特に印象的で、階層意識の息苦しさを感じた。。自分の力では登れないし、ドロップアウトすることもできない、確かにそこにあるもの。貴族と平民みたいなはっきりした階級ではなく、人種、住処、財産などによるもっと複雑なヒエラルキー。いろいろな立場から見たそれがとても自然に描かれている。
こうした文章で書かれた階層意識って、けっこう現代日本で新しく受け止められるんじゃないかなと思う。確かに存在しているのに自明でなかったものとして。
「泳ぐ人」とシルヴィア・プラスの「ミスター・プレスコットが死んだ日」が好き。

柴田元幸と村上春樹の「チーヴァーとその時代」についての対談で50年代の作家の話をいろいろ読み、特に礼儀正しさの部分が面白かったものの、またしても自分が全然ものを知らないなーと実感した。
もっとついていきたいと思ったら、読むしかないのだよなー。

バリー・ユアグローとスティーヴン・ミルハウザーの新作も載っていて、この50年代のものと今のものが同時に載っている雑誌はやはり良いものだと思った。



秋冬号の特集は「カバーの一ダース」。
音楽ではカバーってよく聞く。小説ではなにか違う言い方をするよな。翻案、とか。もっと気楽なものはパロディとか?
今回の特集は、過去の作品をカバーした1ダース。MONKEYなのでいつもの11作品。カバーのもととなったのは童話ありシェークスピアあり落語あり。
マーク・クリックは、いろいろな作家の文体でレシピに沿った料理を書くというもの。カフカ風やチャンドラー風、ボルヘス風、ジェイン・オースティン風など。わーっと面白く読んでしまったけれど、それぞれの作家の邦訳に合わせて翻訳もそれ風になっているわけで、これは翻訳と合わせて力作ですわ。
円城塔「友情の誕生」はとてもおもしろかったけれど、いったいなんのカバーがどうなってこうなってカバーとは一体何なのか…となってしまう。さすがでした。
あとイッセー尾形の「ヨリックの手記」が好き。イッセー尾形ってMONKEYで何度か文章を読んで面白い文章書かれるなと思うので、本を見つけたら読んでみたい。

今号のメインは、MONKEY1号から連載していた古川日出男の宮沢賢治リミックスの完結。ここにそういうものを持ってくるかというテンションの高まり凄かった。
モンキービジネスの古川日出男インタビュー、『馬たちよ、それでも光は無垢で』、そして今回の対談と、この作家の赤裸々な声を読んできて、今回ひとつの大団円を目撃した。それは私にとって得難い体験だった。
まだ読んでない作品もけっこうあるんで…古川日出男はすべて読んでいきたいと思う。
タグ:文芸誌
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2018年12月28日

2018年に行った博物館、美術館

今年見た博物館、美術館、資料館などは55でした。
見たものの日記はなるべく忘れないうちに書こうと思っていたけれど、忙しさもあり、夏休みに行ったものと福岡の「浄土九州」の感想がかけずじまいになってしまいました。

今年は3回上京して、1月の仁和寺、8月の縄文、10月の大報恩寺とトーハクの特別展が見られました。
今年初めて行った横浜美術館のシュルレアリスムのコレクション展が良くて、夏にも「モネ それからの100年」展を見たのですが、とても良かったです。
ジョアン・ミッチェルとスタイケンの写真が特に好きで、これ好きって単純に思える絵が多かったです。
あと映像作品を見てて、目で見て脳に入ってくる情報に揺らぎがあって信頼できない時に、無意識に何かに拠り所を求めようとする感覚があって、面白かったなー。
横浜美術館の展覧会は、絵を見るポイントが押し付けがましくなくやさしく示されていて、見たら目が上がるというか……経験値を得たのを実感できて、好きになりました。また上京する機会がある時に、興味のありそうな展覧会をやってたら行ってみたいと思います。

旅行は他に春に香川、愛媛に行って太山寺、大山祇神社に行ったのと、秋に山口と福岡に行ったくらい。
興福寺中金堂と元興寺、根来寺、三十三間堂、櫟野寺とお寺も行きました。

特に面白かった、興味深かったな〜と印象に残っている展覧会は、春の大阪市美「江戸の戯画」、姫路文学館の「怪談皿屋敷のナゾ」、奈良博の「糸のみほとけ」、横浜の「モネ」、トーハク「仁和寺」「大報恩寺」、和歌山県博「和歌山の文化財を守る」、泉屋「フルーツ&ベジタブルズ」…うーん、キリがない。
あとMIHOの展示って印象に強く残るなーというのを、トーハクの「縄文」を見たときに「土偶・コスモス」展を思い出してしみじみ思いました。

来年もほどほどに出かけられたらと思います。

以下は今年出かけた場所の一覧です。

1/11 京都国立博物館
1/26 唐代胡人俑 東洋陶磁美術館
1/31 運慶 金沢文庫
   シュルレアリスムの美術と写真 横浜美術館
   ルドルフ2世の驚異の世界 Bunkamura
   色ガラスのパイオニア岩田藤七 久利 新宿歴史博物館
2/1 国宝雪松図と花鳥 三井記念美術館
   仁和寺展 東京国立博物館
3/25 四国遍路と愛媛の霊場 愛媛県歴史文化博物館
3/26 大山祇神社宝物館
3/31 茶道具 泉屋博古館
4/19 江戸の戯画 大阪市立美術館
4/28 猿楽と面 MIHO MUSEUM
    武将たちは何故、神になるのか 安土城考古博物館
5/12 丹波の山村と仏像・信仰 高槻しろあと歴史館
5/20 明治150年 国立近代美術館
    京都画壇の明治 学校歴史博物館
5/31 怪談皿屋敷のナゾ 姫路文学館
    連作の小宇宙 姫路市立美術館
8/2 糸のみほとけ 奈良国立博物館
8/4 木喰 身延町なかとみ現代工芸美術館
8/10 モネ それからの100年 横浜美術館
    真明解・明治美術 神奈川県立歴史博物館
8/12 縄文 東京国立博物館
9/1 海たび 名古屋市立博物館
   ハピネス 名古屋ボストン美術館
9/17 根来寺と葛城修験 岩出市民俗資料館
    和歌山の文化財を守る 和歌山県立博物館
9/24 仏教美術の名宝 泉屋博古館
9/28 大阪市立美術館コレクション展
    法明寺仏画群 辰野ひらのまちギャラリー
10/7 藤原鎌足と阿武山古墳 今城塚古代歴史館
    藤原鎌足と阿武山古墳 しろあと歴史館
    新指定の文化財と明治の建物 京都市歴史資料館
10/13 加東市×多摩美 神 仏 人 多摩美術大学美術館 
    王立宇宙軍オネアミスの翼 八王子市夢美術館
    仏像の姿 三井記念美術館
    ウジェーヌ・アジェ写真展 Art Gallery M84
    大報恩寺 東京国立博物館
10/23 大元興寺展 元興寺
    興福寺中金堂、国宝館
11/2 雲谷等顔 山口県立美術館
11/3 オークラコレクション 九州国立博物館
    浄土九州 福岡市博物館
11/18 工芸継承 民族学博物館
    大阪民芸館
11/22 神仏のかたち 大津市歴史博物館
    フルーツ&ベジタブルズ 泉屋博古館
    描かれた「わらい」と「こわい」 細見美術館
11/24 三十三間堂
    画題で見る近代の日本画表現 京都市学校歴史博物館
11/29 珠玉の村山コレクションIV ほとけの世界にたゆたう 中之島香雪美術館
12/1 荒木飛呂彦原画展
12/2 櫟野寺御開帳
   百の手すさび MIHO MUSEUM
12/14 ゴヤ、理性のねむり 伊丹市立美術館
12/20 仏教版画の群像 神戸女子大学古典芸能研究センター

2018年12月27日

今年のシュトレン

ここ何年かシュトレンが気になってきて、12月が近づくとそわそわしています。
シナモンやカルダモンなどのスパイスがけっこう好きなこともありますし、かなり日持ちがするので、薄く切って休みの日の午前中に少しずつ食べることができるのも、1日で完食しなければならない生ケーキと比較すると、カロリー摂取の罪悪感が薄れてちょうどいい感じ。

しかし、それなりのシュトレンはそれなりのお値段がするのと、あまりたくさん買ってしまってもカロリー的に相当やばいので、うかつには手を出せない。
食べ比べイベントが近場でないかなと思っていたら、京都のハンズのシュトーレン博覧会のイベントで食べ比べワークショップがあったので12/9に参加しました。

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左上 京都藤森 eight
右上 六本木 ラトリエ・デュ・パン
左中 広島 ブーランジュリ シェ ジョルジュ
左下 京都藤森 coco・kirari
右下 大阪 パン屋のグロワール

エイトのドライフルーツ入りのパン、主催さんが通販で買ったらおいしかったからもってきたというショコラシュトレン、マジパン入りのものなど、パン屋トークをうかがいつつ比較しながらいただきました。
広島のシェ ジョルジュは大阪のル シュクレクールの出身だそう。生地がライ麦パンっぽいあのいい風味がありました。
パン屋のグロワールはおいしいマジパンが入っていていい香りがして、シュトレンって聞いて思い浮かべるそのもの。はじめて買うという人におすすめするとしたらこれかなって味。
coco・kirariのはちょっとかわっていて、日本酒を使ったシュトレン。日本酒にレモンピールを漬け込み、生地に甘酒が練り込んであるそう。レモンケーキのすごい贅沢おいしいやつ、みたいな味。一緒に行った家族はこれが一番気に入っていました。

それで自分で買った今年のシュトレン1本目は、ル シュクレクールで。

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開封した瞬間はスパイスよりもお酒の香りが濃厚。一切れ食べ終わったあともスパイスが舌の上に残っていました。あと買う時に「よく噛んでくださいね〜」って言われたのでなんやろと思ってたら栗でした。
栗か〜〜。
シュトレンの面白いところは、買ってすぐと、1週間とか2週間とか経ってからだと味が変化することです。なんというか落ち着いて、食べやすくなるような。
今回買ったシュトレンも、最初のときのインパクトは薄れ、そのかわり生地のほっくりとしたなんとも滋味のあるうまみが味わえました。フルーツ控えめでピスタチオとか入っていて、木の実のシュトレンって印象でした。
栗は固かった。

今年の2本目は、梅田大丸のポール・ボキューズで買ったもの。

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パンを買いに行ったら、小さいサイズがあったので試しに。
こちらはスパイスの香りはほとんどなく、レーズンの香りくらい。味もくせがないといえば聞こえは悪くないかもしれませんが…お酒もスパイスも苦手な人には食べやすくていいのかもしれません。しかしシュトレンとして買う意味はあまりないものだと思う。
バターのしっとり感がないなと、あとで原材料を見てみたら、マーガリン、グラニュー糖使用だったので、手頃な値段だったとしても、今後は原材料をチェックしてこれら使用のものは選択肢からはずそうと思いました。

今まで買ったシュトレンのことを思い出すと、
・おいしいの(技術と贅沢な材料がつぎ込まれたもの)
・普通の(ほどほどの原材料でお手頃価格)
・名状しがたきもの(名状しがたい)
の3種類があったなと思います。あまり買う機会があるものではないので、なるべくならおいしいものを選んで買いたいという気持ち。

最近はカフェでも12月にシュトレンがあることがあって、

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これは去年ですが、梅田大丸のヒロコーヒーにあるやつは、12月以外もたぶんおいてあるので、季節外にシュトレン的なものが食べたくなったときに食べてます。

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こっちはディアモールのマザーリーフの焼き菓子セットのもの。紅茶が本格的なので期待しましたが普通でした。ここならアップルパイにしておけばよかった。

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ナビオ前の北欧館の。ここのはおいしかったです。

こんな感じで過ごしてましたが、1ヶ月のおやつ量としては完全に超過してる気がしてならなくなってきた。
posted by すずる at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常

2018年12月20日

神戸で「仏教版画の群像」展とケーキ

いつも展覧会情報でお世話になっている観仏三昧さんの更新で、神戸で仏教版画の展示をやっていることを知り、行ってきた。
神戸女子大学の古典芸能研究センターで「仏教版画の群像」展。
阪急三宮駅から生田神社の横を通って北に歩いていくと、大学が見えてくる。守衛さんに展示を見に来たと話し、守衛室のノートに記名をして建物の中に入り、センターの受付でまた入室のために連絡先と名前を書いた。

今回の展示はセンターが所蔵する志水文庫に含まれる近世の仏教版画から、群像に着目して、羅漢や涅槃図、来迎図、変相図などが展示されている。
志水文庫というのは国文学者で大阪大学や神戸女子大学の名誉教授だった信多純一先生の旧蔵書だそう。
図録は公式サイトにpdfでアップされていた。→pdfリンク

なかなか大きさのある紙にぎっしりと描かれた羅漢や仏や動物たちが、それぞれに表情があって、けっこう見ごたえがあった。
五百羅漢の表情、檀王法輪寺の当麻曼荼羅のかわいさ、あと蓮華王院千手観音菩薩像が良かった。呉春の弟子の紀広成の画で、御本尊がちゃんと湛慶っぽいお顔なの。

それから今年福岡の「浄土九州」展で見て得た知識とリンクしているものがあり、善導寺とかお寺の名前に反応したり、黄檗宗の独湛曼荼羅にまたお目にかかったり。
それから雲谷等潤のすごく独特な「極楽浄土図」と同じような感じで「護持念仏行者図」として版画になっていたり。帰ってから図録を見比べてみたら、版画の方は諸仏諸神の名前が書かれていて、すこし絵とは変わっている部分もあるようだった。

そういえば独湛について検索したら、遠江金指の近藤家に尊崇されて、初山宝林寺を開創したそう。地元の浜松に黄檗宗のお寺があるっていうのも知らなかったな。今度機会があったら帰省している時に行ってみようと思う。

江戸時代の仏教版画もけっこう面白いなーと思いつつ、守衛さんに挨拶して外に出た。これで今年の展覧会納め。

せっかく神戸まで来たのでおいしそうなパン屋に1軒寄ろうと思い、大学のすぐ近くにあるサマーシュというお店に行った。
試食させてもらって、もちもちさと皮がぱりっと軽くておいしいのに驚いた豆乳のパンと、ブリオッシュとカンパーニュと、ついあれこれ買ってしまった。ブリオッシュが特にめちゃくちゃリッチでした。

元町方面に散歩がてら歩いていき、パティスリーモンプリュへ。混んでいたらテイクアウトにするつもりが、ちょうど席が空いていたので座ることにした。

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悩みに悩んで、シブーストペイザンヌ。あまいと酸いの両極。贅沢。
天気がよかったら家族へのおみやげに生ケーキを買うところだったが、ぐずついていたのでクグロフにした。

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クリスマスケーキは毎年生ケーキを買っていたが、こういうのもいいなと思った。

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posted by すずる at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館