2016年11月30日

拳闘士の休息

15年前の今頃の日記をふと読んだら、「そろそろ、お肌にも、生き方にも、責任を持つべき年齢だ。」って書いてたけど、お肌にも生き方にも責任を持たないまま余裕で今に至るよ。

11月は毎年どうも落ち込みやすく不調で、寒さのせいかなんなのか久しぶりにめまいと耳鳴りも戻ってきちゃったし、でももうイソバイドシロップは二度と摂取したくないのでなんとか自分をごまかしている。
なんとなく今日思ったのは、向こう10年は経験に費やしていこうと思った。いい物を買って所有するよりも、外に出かけて旅行してなんかを見て、食べて、そういうことにお金使おうと。そっちの方がいい。

トム・ジョーンズの『拳闘士の休息』を読んだ。短編集。この前に読んだ同じ作家の短編集『コールド・スナップ』が強烈に印象に残ってたので、どうしても較べてしまう。こっちの方が生の声という感じはする。こなれてなくて、でも作者の生の声に近いような。でも『コールド・スナップ』にあったような一瞬の真理に到達したみたいな閃きはない。
肉体的な痛み。神に祈るとするならば「後頭部に一撃で楽に死ねますように」。苦しみ抜いて死ぬのはそりゃ嫌だ。登場人物はみんな窓のない部屋にいるようで、気分がけっこう引きずられた。
安心と信頼の訳者さんだけど、『コールド・スナップ』を先に読んでしまったら文章にちょっと物足りなさを感じた。整っているというか。
posted by すずる at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書
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