2011年11月16日

アンダーグラウンド

十三のナナゲイで、エミール・クリストリッツァ監督の「アンダーグラウンド」を見てきた。

チラシで見た時点ではもっとおかしなファンタジーを想像していたけど、実際に見てみると全然リアル。
リアルで、政治的で、血で血を洗う戦争で、ジプシーブラスが強烈で、生々しくて狂乱的。
どこを切っても風刺が出てきそうで、何か痛切な比喩のようで、うっかり笑えない。

アンダーグラウンドの結婚式、宙吊りの新婦がゆっくりと進む場面。
キレキレのダンスと夢に出てきそうなブラスの音色……この場面は忘れられない場面になりそうだ。
 
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2011年11月13日

ステキな金縛り

三谷幸喜監督の「ステキな金縛り」見てきた。

うーん、ソツなく面白い。
気楽に笑ってほろりとできる。

ミステリ者的にはツボる場面がなかったのはちょっと残念。
やぱし十二人が頭にあるとどーしても裁判員制度がリアルになってどう思った? っていうの期待しちゃうからなー。完全にコメディすなあ。
まあ面白かったんだけど。

落ち武者が出てこられる日没まで裁判の時間を稼ぐって言ったあの人のアレは失笑ものだし、自信満々の検事さんの落ち武者の証言を突き崩すっていうのも実質アレだし、そのへんは残念だったなあ。

まあ検事役の中井貴一がドSでぞくぞくしたし、主役の深津絵里は可愛いし、小日向さんもステキでした。
 
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2011年10月29日

シャッフル

心斎橋に行って映画を見てきました。
一時仕事で通っていたのに、いまだに心斎橋はアウェー感。

シャッフル

銀行強盗のぐだぐだな逃走シーンから始まり、謎の調査のために田舎町の建物に集められた面々……。

密室劇中心ではあるんですが、メンバーを集めた名目である「調査」の具体的な内容が薄すぎるのが気になるのと、どんでん返しが来た時にカタルシスを得られるような伏線があまり見られなかったことと、あと納得できないディテールがいくつかあったのが残念無念。

細かいくすぐりとか(陳舜臣はいいものですから!)、演技とか(ドアを蹴破って入ってくる市川亀次郎がキレキレでステキ)そういう細部はすごく楽しくて好みだったので、全体的には楽しんで見たんですけどね。

もうあとちょっとで、もう1ドンデンで私的に傑作になったのに……! というどうにも惜しい印象です。
 
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2011年09月21日

探偵はBARにいる

原作のススキノ探偵シリーズは前に何作か読んでいたものの、あまり覚えていない状態で、けれど先日「アフタースクール」を見たら、大泉洋さんの探偵役が見たくなってしまったので、映画館に行ってきました。

いかにも探偵もののドラマっぽい雰囲気で、ちょっとレトロなのもいいし、バーのマスターが黒電話の受話器を差し出してくれる様子もいいし、探偵とバイトの会話も素敵。

見ているとお酒が飲みたくなってきます……ただいまって行きつけのバーに入っていきたい。

原作のちょっとウェットな感じもよく出ていたと思います。

若干モノローグがくどく感じるのと、全体的に親切設計すぎるのと、ツッコミどころがいくつかありますが、最後まで楽しみました。

2作目も作成予定だそうで、そちらも見に行くと思います。
 
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2011年09月20日

妄想代理人

2週間かけて、今敏監督の「妄想代理人」を見ていました。
昨日最終回の13話を見終わって、それからえんえんと今監督の作品解説、「妄想の産物」を読んだり。すごいボリュームでした。

読む時、観る時は、作者の意図をなるべく正確に読み取りたいと思ってたけど、今監督は重箱の隅をつつくよーな深読みを見たら、
「そんなのどうだっていいじゃねぇか」
って笑いそうだ。

「寝てるか死んでるかなんてどうでもいいじゃねぇか」

と言ってもあまりにへたれな感想言ったら蹴っ飛ばされそうだけど。

特別なことが起こるわけでなくても、普通の出来事の組み合わせ次第でいくらでも新しいことができるということ。
ねじれを大切にしていること。

冷静な顔からのたちの悪い冗談。

twitterに書いてた、各話の簡単感想は↓のとおり

9/8
妄想代理人1話見た。OPからして気味悪い。不穏。期待。

9/10
2話。これは小学生にはきついw
いい悪夢。

9/11
3、4話。
今度はあだるてぃー。話が動いてきたけど、あれがあーだってことは、多分それはソレなんだろな、ううん。

9/17
5、6話。
急に難しくなってきたけど、妙子の私服がおばさんすぎるのでややこしく深読みしてしまったみたいだ。
あそこが現実であそこが妄想ね、なるほどー。
ばーちゃんリアルに流れてたのかw なんの暗喩かと思ったw

9/18
7、8話。
8話は私的に神回。度肝を抜く華麗なジャンプと、終盤のやられた感。
あああ、なんていう伏線だー。美しい!

9/19
妄想代理人、最後まで一気に。
9話は都市伝説が育っていく局面を見てるよう。ラストが好み。
10話はちょっとメタっぽい悪夢。次々に追い詰められるアニメ制作関係者w
11話からラストスパート。正答に肉薄するのも正論つけるのも狂気だけか。
うん、うーん。うん。良かった。面白かった。
 
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