2010年04月12日

戯言

世界を崩壊させるには、たった2文字あればいい。
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2010年03月07日

要点はそこじゃなく

急に実家から電話があり、私の免許証のコピーを送るように言われる。
「急いでるからメールに添付してくれてもいいから」
と言われ、以前はPCの扱いにかなり戸惑っていた両親が、意外と使いこなしている様子に驚き、また嬉しく思った。

......けれど、実際問題なのは、私の免許のコピーをいったい何に使うのかだということに後で気がついた。
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2008年03月17日

思い出す

今日は面接。
遅刻しないようにちょっと早く家を出て、目的地近くの喫茶店で読書をしていて、ふと思い出した。
ハレー彗星のこと。

76年周期で地球に接近するというそれを見たのは1986年。
僕は小学生だったはずだ。

世間はそれの話題で沸いていて、お父さんは小さな望遠鏡を買った。

それを見に行ったのは、まだ寒い冬の夜の砂丘。
父と、父の友人である大学教授と、そのゼミ生と僕。

寒さで身を縮こませながら、望遠鏡を覗きこむ。

初めて見た彗星。そして、その冬の日の明け方僕は初めてコーヒーをブラックで飲んだ。
 
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2006年07月21日

数字の1

 近くの警察署の前を通りかかるたびに、建物の前の掲示板が目に入る。市内の昨日の事故数、事故死者数、負傷者数が表示されている。
 死者の数が0だと息をついてそのまま通り過ぎるのだが、数が1やそれ以外の数字を示していると、心臓のあたりがきゅうとしめつけられたような気持ちになる。

 学生の頃、統計学の基礎的な講義をとっていた。その教授の言葉で忘れられないものがある。
 教室中を見回して、嬉しそうに言うのだ。この大学では、平均するとこれくらいの人が色んな理由で亡くなっている。実感できないかもしれないが、この学内の誰か1人は今年必ず交通事故で死ぬのだ。そう数字は示しているのだと。
 妙に教授に気に入られた私は、なぜか教授によくお菓子をもらって喋る機会が多かったが、結局統計の授業で覚えているのはその時に思わず教室を見回した時の感覚だけだ。

 あの数字の1が、いつか数字でなく名前をもって、自分に降りかかってくるのではないかと思って。
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2006年05月19日

雨降り

 雨が降ろうが風が吹こうが出かけずにいるわけにはいかない。大王じゃないから。
 今日は雨が激しくて、傘をさして歩いているうちに、まるでゆるやかに水をかきわけて泳いでいるような感覚に陥る。
 魚のように口をぱくぱくさせてみる。

 時々、呼吸の仕方を忘れる夢を見る。

 目覚めた後は、いつか息ができなくなる時のことを想像して息苦しくなる。部屋にグリーンを置くのは、ささやかな心の安定を保つためだ。光合成光合成。
 よく考えてみれば杞憂に近い心配事が多い。
 車には、いつ洪水に襲われてもいいように浮き輪を置いていた。高架をくぐる時は崩落に巻き込まれないようにいつも小走りになる。電車に乗っていても横断歩道を渡っていても、心の休まる時がない。

 雨は強くなるばかり。四六時中、雨の降り続く惑星で遭難した男達の話を思い出す。ブラッドベリだったっけか。読んでいる間中、肌に絶えず水が降りかかる感覚があった。あれもきっとこんな雨だ。


 作成直後は珍妙な出来だった鶏レバーの煮物、2日経ったら何故か美味になった。
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