2017年10月23日

九州旅行最終日 臼杵から国東半島へ


九州旅行最終日。
後半は台風の影響に振り回されたが、次第に天候が回復し始めたので、当初の予定通り行動することにした。
高速道路を使って、国宝の磨崖仏を見に臼杵へ。
なんとなく山登りを覚悟していたが、拝観料を払って少し歩いただけで対面することができた。
想像していたより一体一体は大きくなく、それから想像していたよりずっと数が多くて、状態がよい。
修復工事を受けているとはいえ、よく野ざらしでここまで残っているなーと驚かされた。
ホキ石仏第二群

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第一群

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4つの龕に磨崖仏が20数体も!

山王山石仏。お顔が一番好き。

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古園石仏

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今は戻されているけど、かつては頭部が崩れ体部の前に置かれていたらしい。写真で見るとけっこう衝撃的。

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台風一過の晴れた空の下、里山の風景の中で天然の岩壁に彫られた仏像をめぐる…他にない素晴らしい体験だった。

高速を北上して国東半島へ。
国東巡りは3回目で、最初は史跡巡りバスツアーに参加して有名どころを巡り、2回目はそれらを外して巡ったんだけど…初回の時って、大分の友人と飲んでほとんど徹夜状態で、しかも真夏だったので、熊野磨崖仏の鬼が作ったっていう急な階段を登って心臓がばくばくして死にかけたことしか覚えていなかった。
その時の日記は残っている→http://szur.sblo.jp/article/47463131.html
けど、国東巡りのことはまた改めて書くとか言いつつ忘れていたなー。大方忘れたとはいえ、この経験が元で国東半島に夢中になってしまったわけです。

ていうかこの日記は2011年、6年前の九州旅行なんだけど、今回もお世話になった福岡の友人とその時食べたのがラーメン、唐揚げ、カレーとかで、あれはあれで美味しかった記憶があるけど今回の旅と比べるとお互い随分エンゲル係数上がったなーと読み返してしみじみした。

そういうわけで、今回は初国東のバスツアーで巡った真木大堂、両子寺、富貴寺に再チャレンジという予定だった。
あれから見仏経験値も少しは貯まってるはずだし。
熊野磨崖仏? 今より10kg痩せたら再会したいと思う。

別府湾SAで昼食を取り、臼杵から2時間弱くらいで真木大堂に着きました。
こちらの収蔵庫には阿弥陀如来と四天王像、不動明王と二童子像、大威徳明王像と9体の像が…そういえば制多迦くんと矜羯羅くんは九博で一足お先に会ってた。
とても堂々とした迫力のある像。
不動明王は迦楼羅炎の光背がかっこいいし、大威徳明王は乗ってる牛の首筋のしわが印象的。見惚れる。

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外の石造物が点々とある公園もけっこう見ごたえがあります。

続いて両子寺へ。
駐車場に車を停めてから、仁王像のところまで一旦階段を下りてみる。

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国東半島と言われて真っ先に思う光景はここ。
護摩堂にお参りして奥の方へ。

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こんな階段上ったっけ…上ったかもしれない…と奥の院へ。

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岩壁を背後にした懸造の奥の院を初めて見たときはこんな建築があるのかとびっくりしたなあ。
特別公開の日ではなかったので、内陣のお像にはお目にかかれなかった。バスツアーの時に両子大権現は拝見した気もするんだけど、その後入った奥の印象が強くてとんでしまっている。

最後に富貴寺へ。

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入り口で猫が出迎えてくれた。

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特別拝観ってできますか?とこそこそ聞いたら、できなくもない、と返してくれて、懐中電灯を借りて内陣奥へ。
奥には地蔵菩薩など石の仏像がありました。その中に白山権現の像もあった。すごいなーすごいなーと見てきた。

国東半島にいくと、いろんなとこに石造物があって、おー!すげー!ってなるんだけど、富貴寺に至ってこんなの国東でしか見たことないみたいな石造物が飽和して頭がぱーんとなる。

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苔むした十王像とか。

臼杵と国東、はしごしてじっくり見るには全然時間が足らず、泣く泣く出発。
中津駅で車を返却。2泊3日で475kmほど走っていた。帰りはソニックとのぞみを乗り継いで大阪に帰り着きました。
posted by すずる at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年10月22日

九州旅行3、4日目 温泉三昧

今回の旅行は予算の許す限り贅沢するつもりだった。
なるべく今年の余暇費は九州で使おうと考えていて、といっても我が家の財布事情では微々たる予算だけど…旦那が合流してからの2泊は温泉旅館に泊まることにして、黒川温泉と由布院温泉に予約していた。

さすがに何を出されても美味しくて
「これはうまい」
「これもうまい」
と言うばかりで、語彙のなさが目立つばかりだけど、自分の備忘録として日記に書いておこうと思う。

15時半に英彦山を出発して、道の駅で買い物をして、黒川温泉に着いたのは18時前だった。
宿は御客屋。2012年に実家の両親と九州旅行した時に泊まった宿で、その時の印象がとても良かったのでまた泊まることにした。

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前回の時にすごく気に入って今回多めに出してもらったチーズ蓮根と地ビールで乾杯。さいこう。

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夕食は黒豚鍋で、お肉と自家製ポン酢が特においしかった。

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馬肉の刺し身も食べる前は馬肉ってどうやろ…?と思ってたけど、とろける甘みがあって美味しい。あぶらに甘い醤油+生姜がしみてとても合う。
あとヤマメの焼いたん!身がふんわりして最高だった。

こちらの宿の泉質は含鉄泉と酸性泉と2種類あって、堪能した。
朝が早かったし長時間運転したこともあって、すこーんと寝る。

4日目は台風が最接近して、ひどい雨だった。
朝食を食べてお風呂につかり、チェックアウト時間の10時まで台風情報を見つつ部屋でのんびりする。

足元の悪い中で風呂巡りという気分にはならなかったので、宿の近くのわろく屋というカフェで雨宿りすることにした。

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プリンとドリンクセットで500円て、お得すぎる。頼まない理由がなかった。
居心地のいいカフェで長居してしまったので、お昼もここで焼きカレーをいただいた。何を食べてもおいしいとしか出てこない。

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あとこのトレイすごくいいなー。ほしい。

外に出て雨の中を少し歩く。カッパを着て元気に歩き回ってる観光客もいた。
ギャラリーで陶器の展示をしてて、普段使いに手頃な器があったので買ってみた。

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あと黒川温泉で買ったおみやげは旅館で使ってた木のコースター。
黒川温泉はホスピタリティがすごいので、ほんともてなしてもらったって満足できるし、何度でもリピートしたくなる。

風雨は相変わらず激しく、どこかで観光しようなんていう感じではなかったので、由布院温泉までじわじわ移動する。
旅館のチェックインには早かったので、道の駅でしばらく時間をつぶした。目の前を歩いてる人の傘がみるみるおしゃかになるのを、いっそささないというのも選択肢よなーと旦那と見ていたが、風で車が揺れるたびにびびっていた。
我が家と同じように旅館のチェックインまで待機している人が多かったようで、15時になると駐車場から続々と車が出発していった。

おみやげはここでは主に立派な乾燥シイタケと同僚へのちょっとしたおしゃれなお菓子なんかを買ったけど、おやつに買ったわらび餅が大変おいしかった。

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水のおいしいところのわらび餅はだいたい外れない。

4日目の宿は湯布院ICの近くにあるほたるという旅館でした。
奮発して露天風呂付きの部屋にしたけど、雨が激しすぎてさすがに入れなかった。

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とりあえず家族風呂に入ったら、無色透明だけど、不思議ととろみのあるお湯で、出た後につま先がぽかぽかしているのに気がついた。
これめちゃいいお湯だ…と実感。

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晩ご飯はもちろんごちそう。松茸のおすましと松茸ご飯とか何年ぶりだろう。
お酒は知覧の芋焼酎をお湯割りでいただいた。飲んだ時に鼻に抜けてくる風味というか香りというかあれなんていうんだろう。気持ちいい。普段ビールしか飲まないんであれですが、とてもいいお酒を飲んでいる気分。
豊後牛もおいしかった。
ただちょっとお酒が強かったみたいで酔っ払って途中でお腹いっぱいになってしまい、せっかくの釜飯が食べられなかったら、小さなおひつに移し変えて部屋に持たせてくれたのが嬉しい心配りでした。
夜食に残さずいただきました。
夜には雨も弱まったので、部屋の露天風呂も朝晩と2回堪能した。良かった。

あちこちの温泉に行って当たり外れの両方とも経験があるけど、由布院て親と来たり、友達と来たり、夫婦で来たりで何回か価格帯も違う旅館に泊まったけど、どこの宿も良かった記憶しかないなー。

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盛り付けも美しい朝ごはんを食べて新米をおかわりしてチェックアウト。
posted by すずる at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年10月21日

九州旅行3日目 聖なる山展〜 求菩提から英彦山

旅行3日目。台風の接近を気にしながら早朝起床。旅行の日程の中ではこの日の予定が最もタイトだったので、最後まで予定通り行動するか、安全を優先するか迷っていた。
6時台の電車で移動開始して、8時40分頃に中津駅に着き、レンタカーの手続き。今回はちょっとだけ奮発してルーミーという車を借りたら、400km程度しか走ってないほぼ新車だった。
台風の中酷使することになる。
最初の目的地、大分県立歴史博物館へ。「聖なる山」展。
養老2年に六郷満山の多くの寺院を開基したと言われる仁聞に焦点を当てて、由緒、縁起の書かれた文書類、仁聞作と伝えられる仏像などが主に展示されていた。
仁聞は八幡神の化身で、伝説上の人物だそう。空海とか行基とか、お寺を開いた著名なお坊さんが伝承に彩られるのはよくあるけど、そのお坊さん自体が神というのは珍しい気もする。

条帛の木目が印象的な像があって、そういえば九博で見た文殊仙寺の文殊さんの渦巻きみたいな文様は、木目の表現かもなとちょっと思った。
九博で見た十王像はこちらは複製だったけど、表情が面白い木製の十二神将像があった。悪い顏ばっかりだこれ。
千燈寺の石造太郎天は完全に天狗だった。羽に赤色が残っている。
それから久福寺の大日如来が、鼻筋に木目が残り口角が上がったふっくら唇で、とても印象的ないいお顔だった。見て、あっこれ好きな仏像と思った。
あと写真パネルを見て、国東の今まで知らなくて面白そうな場所をいつか行くときがあるかもとメモしたり。

ここの博物館は常設もわりと国東特集みたいなものなので、特に最終日に富貴寺に行く予定だったので、大堂の復元は丁寧に見た。

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民俗資料の多い暮らしと祈りコーナーがけっこう変わったものがあって面白い。

なるべく時間をかけてじっくり見たかったけど、この日大阪から来た旦那と中津駅で待ち合わせていたので、あまり待たせないようにとんぼ返り。
11時に駅で旦那を拾って、道の駅に行ってお昼を食べつつ今後の予定を相談することにした。

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しかし道の駅で出迎えてくれたこいつに、天狗の山に行くことはもう宿命づけられていたかもしれない。
あまり迷わず求菩提に向けて走り出すことにした。

求菩提資料館の存在は、2年前に甘木資料館に行った時に知っていつか行ってみたいと思っていたけど、峠を登ったり下ったりだんだん道の脇に石造物があって、修験の山だな〜としみじみしつつ雨で視界の悪い中をけっこう登った凄いとこにあった。
展示は思ったより豊富で、八天狗像とか食いつく。
甘木で見た天狗曼荼羅の謎がやっと解けた。あれは主尊が太郎天で、八天狗だったんだなー。
国東の長安寺の太郎天は本地仏が不動明王ということだけど、この天狗曼荼羅だと太郎天の脇侍が不動明王と毘沙門天なんだよなー。
常設展の図録があったので、手頃そうなものから購入。無料配布という資料をつけてくれた。また改めてじっくり読みます。
天狗を祀るというのが面白いと思う。神社なんかでも拝殿に天狗のお面がかかってたり。

続いて英彦山に向けて走る。
連続降水量200ミリ以上で通行止めの看板に冷や冷やしつつ、峠を登ったり下ったりしているうちにGPSがロストして、現在地がどこかわからず走り続けていると天狗を祀るという高住神社が見えて、合ってた〜と安心した。

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この天候でなければ登っていたと思うけど、ここで断念。

そして英彦山神宮の下にたどり着いた。
雨が降っていて登りはスロープカーに乗ることにして、待つことしばし。

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なかなかゆっくりした動きだった。

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お参りして取り急ぎ奥の方にある修験道館へ。
九州歴史資料館の図録で予習しておいた懸仏などをここで見ることができた。求菩提には平安仏が残るのにこっちは鎌倉以降だったり、近いようでなんかしら違いがあるのが面白い。

帰りは参道を徒歩で下ったけど、階段の左右に坊舎の跡や庭園廃墟を見ながら、山頂に向けてはるかにまっすぐ続く廃墟を従えた参道を登っていったら、中腹に霧に包まれた巨大な神社の建築、旧大講堂が現れるという非現実的なイメージが頭に残って、随分幻想的な体験をした気がしていた。

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晴れた日に訪れていたらこういう感慨はなかっただろうな。

最後に伝雪舟作庭という亀石坊庭園跡を見る。石組が残っているけど、ここから往時を想像するのは庭園素人には難しい。

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すぐ近くに山伏文化財室とか財前坊を利用した歴史民俗資料館とかあるらしく、寄りたいところが他にもあったけど、天候と時間の都合でここまでが限界だった。
道の駅歓遊舎ひこさんには寄って多少買い物をし、3日目の宿の黒川温泉に向かった。
posted by すずる at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館

2017年10月20日

九州旅行1〜2日目 筑豊うまいものツアー

初日の夜は、福岡在住の友人夫婦に美味しい焼肉屋があると、Mr.青木というお店に連れて行ってもらった。
究極の焼きしゃぶというの。わー見るからにいい肉だー。

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焼きしゃぶ? てどうやって焼いたらいいんだろと思いつつ、広げてみる。

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ほとんど網を占領するでかさ。
炙っていると、脂身がふっと滲む瞬間があって、これを見るのが自分で肉を焼く醍醐味だなーとしみじみ思う。
で、味の方はほんととろけた。

過去最高のいいお肉は、別府温泉でお肉屋さんがやってる旅館に泊まった時に食べた豊後牛だったけど、それ超えてきた。自分歴で最高のお肉更新。

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それからカルビやらホルモン8種盛りやら焼く焼く。いつもは白米頼むのに、そういえば米食べるの忘れてた。

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それで、次に頼んだ肉のお寿司ーー。これも凄かった。絶妙の炙り具合、ふんわり香る藁か木かなんかの匂い、ほんのり甘めの酢めしの酢加減、香り高いわさび。全体的に、舌に触れる温度が絶妙。
ワサビと生姜で全体の印象が変わるのも凄くて、凄いから凄いのだとしか言えない。
他にも食べたいメニューはいっぱいあったけど、胃の容量が限界だったので、デザートを食べて終了。デザートも力が入ってました。

今まで思ってた焼肉屋の概念が変わった。

2日目は高校以来の友達と、筑豊うまいものツアーでした。
ランチはちょっとレトロな感じの喫茶店でチキンライスー(ご飯の量減らしてもらった)

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このケチャップと鶏肉の感じ大好き。なんかチキンライスってちっちゃい頃のご馳走って感じで無条件で好きなんだよなー。
ここのカレーが美味しいと聞いてお土産に購入。

それから次に向かったのはセゾンという洋菓子屋さん。
イートインはコーヒーサービスでした。ふわっふわ。

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それから試食させてもらった秋の作っていう秋限定の焼き菓子が、サクフワのダックワーズでキャラメルレーズンクリームを挟んだっていうもので、香りが…なんかいつまでも嗅いでいたいどことなく懐かしい甘い香り。
これが奇跡みたいに美味しくてその場で2箱買った。

それからネロボタニカのわた惣というお店に。北九州の雪文というアイスがここでイートインできるってことで、是非にと勧めてもらいました。

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種類が色々あって、めちゃ迷いつつ紫芋。濃ゆい。
パッケージ可愛いし、これはギフトにしたい!
あとけっこう変わった味があって、枝豆とかあったらしい。それ食べたかったなーーーー(枝豆好き)。

わた惣でついでに色々買い物。調味料とかごはんのおかずになるものはあまり考えずに買ってしまう。

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それからスーパーで九州ローカルなものを色々買い物して、まったりおしゃべりして、夜は焼き鳥屋へ。

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モツの煮たのってだいたい歯ごたえがあるんだけど、これ舌だけでおしつぶせそうなくらいしっとりやわらかくて、しかも味が濃すぎずいい感じにしみしみなんですけど。
なんか九州のホルモンって無条件で美味しいよな〜としみじみ。

自分が食いしんぼうなので付き合いの続いてる友人らもわりとそうなんですけど、東京に行った時も思ったけど、絶対太らせて帰す意志を強く感じるなー。
喋りすぎ食べすぎで2日目終了。
posted by すずる at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年10月19日

九州旅行1日目 六郷満山展他

6:50。小倉駅からJRの鈍行に乗ってごとごと移動。そういえばこういう時につい「鈍行」って言っちゃうけど、これってもう死語なんだろうか?
フェリーでも高速バスでも熟睡はできないけど、なぜか電車だと熟睡できる。
途中で西鉄に乗り換えて、三国が丘駅に9時過ぎに到着。
九州歴史資料館までgooglemapで経路を引いたら徒歩18分て出てたけど、駅から三沢遺跡をのぞきつつ住宅街をつっきって行ったら近かった。

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まだ新しい立派な建物。
9時半開館。企画展「大宰府を探るサイエンス」は、発掘調査の手法の紹介。X線CTで構造や素材を見たり、赤外線で肉眼では見えない墨書をはっきり見たり。
九州の古代の赤はベンガラ(酸化鉄)らしい。丹(硫化水銀)かと思ってた。
あと五ケ山の発掘速報展。
古銭の分類に震える。
火輪のすみに突起がある、ちょっと宝篋印塔みたいなやつを有耳五輪塔というと覚えた。背振山の南に分布しているらしい。
9月までやってて行けなかった英彦山展の図録を買って移動。

三国が丘から西鉄を乗り継いで、太宰府へ。

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参道にのぼりが立っていて博物館クラスタとしては胸熱。

せっかく来たので先に天満宮にお参りしてからエスカレーターを登っていったら、修学旅行か遠足の団体とかち合ったので、11時を過ぎていたし先に昼食を取ることにした。
九博にはニューオータニ博多のレストランが入っていて、ちょっとした贅沢気分でハンバーガープレートを注文。

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パンがおいしいのと、こんな上品な味のポテト初めて食べた…。
語彙の少ない大阪人としては、「ええ油使ってた」としか言いようがない。

九州国立博物館のお目当ては企画展「六郷満山」。
部屋でコーナーを分けて、宇佐八幡宮との関わり、経塚、神像、仏像、石仏、石造物、修正鬼会と、国東半島の導入としてバランスの良い展示でした。
富貴寺の旧御本尊とか真木大堂の不動明王の脇侍とか、鬼会の里歴史資料館の御本尊、重文阿弥陀如来像とかけっこう大物が来ていた。都ぶりの平安仏と、地元仏師の仏像。
石造仏がほんと面白くて、重藤十王講の地蔵菩薩と十王像は、それぞれが個性的な顔つきでいくら見ても見飽きない。
あと應暦寺の燈明石像。太鼓を背負い支える2人の比丘の像。こんなん見たことないー。さすが国東だな!と思う。
図録を見るとこういう感じのが他に2ヶ所あると書かれてて、国東半島でも真玉地区に限られて存在するらしい。
岩戸寺の修正鬼会の映像も一通り見て、三河の花祭りと似てるようだけど、ここでは鬼が福を持ってきて、お祓いもするんだなー。
あと文殊仙寺からは異形の鬼大師さんと文殊菩薩像がいらしてた。銅製で、後補の木の獅子に乗せられている。条帛のところにつぶつぶと列点で渦巻きのような模様があって珍しい。キャプションのところに元は懸仏だったのかもみたいなことが書いてあった。

あと展示ごとにキャプションの横に、国東の地図に赤いマーカーで場所を示したものがついてて、これがわかりやすくて良かった。

国立博物館だけあって他の常設展示も見応えがあったけど、特に印象に残ったのはミャンマーの食籠。漆塗りで大きくて豪華。

特別展は「新桃山展」をやっていて、パスポートを持っていたしせっかくなので一巡りした。
南蛮!って感じだった。
マカオ産でメキシコで所蔵されてるという大洪水図屏風が、ノアの方舟の大洪水がまるで地獄絵みたいで、しかも豪華装飾されてて変わっていたなあ。

九博のあとは元気だったら福岡市内に出るつもりだったけど、時間が微妙だったし、バスが来そうだったので市役所前までバスに乗り、観世音寺へ。
太宰府政庁あたりは初めて訪れた時からなんか好きというか相性がよくて、機会があれば寄りたい場所。

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ちょうど巡礼ツアーの人たちが来ていて本堂は賑わっていたけど、宝蔵は独り占めだった。馬頭観音さんもしゅっとした大黒さんも毘沙門天も堪能。

そのあとJRで移動予定だったので、経路を調べて迷いつつ、結局JR二日市駅まで2.4km歩いて電車に乗った。
posted by すずる at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館