2018年03月18日

親と温泉へ

牡蠣に当たって1週間、身体的には不調だったのですが、実家の両親と恒例の春の旅行に行ってきました。
母は中止しようか?と言ってたけど、いつまで3人とも元気で一緒に旅行が楽しめるかはわかんないので、行ける機会はなるべく行っときたい。

実家から東に行く時はいつも富士川SAで桜えびのかき揚げそばを食べるのですが、今回はやめといて、親にはフードコートで海鮮丼などを食べてもらって、自分はパン屋でクラムチャウダーを摂取。

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途中雨が降っていたので富士山は見えないと思ってたら、中腹だけ見えた。こういう見え方の時もあるんだなー。

御殿場で高速を降り、親が希望していたとらや工房に行ってみましたが、駐車場のおじさんが満車・売り切れの看板を持って立ってたので、諦めました。
かわりに市内にとらやの直営店があったのでそちらに行き、甘いものを食べました。

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母はあんみつ。

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私と父は御殿場店限定という煎茶ぜんざい。緑が濃い。がつんと煎茶が濃くて甘くて、それでいて弱り切っていた胃にもたれることのない、全然負担にならない優しさに驚きました。

お店を出て、高速で少し西に戻って修善寺温泉へ。
宿は菊屋。泊まるのは3度めです。
たぶん前に行った時にもこのブログに書いた気がしますが、夏目漱石の修善寺の大患の時に泊まっていた旅館で、今回泊まったのはまさにその隣の部屋でした。
部屋の外にちょっとしたお庭もあって、とても寛げる眺め。

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文豪気分で1週間くらい逗留したい。
夕食は前菜の盛り付けがとても豪華でごちそう感がありました。味もおいしい。

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目の前でわさびをすってくれるのも伊豆らしい。

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親に少しずつ食べてもらい完食。

お風呂は念のためにやめて、部屋でシャワーのみにしておきました。

2日め。朝食は和洋を選択できるので、洋食にしました。和食の方が消化がいいかなーとも思ったけど、ここは譲れなかった。

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ここの朝食好きすぎて、地味に自分のTwitterアカウントのヘッダ画像も前回泊まった時に撮った写真にしてます。
ゆっくりめにチェックアウトして、伊豆長岡に移動して温泉まんじゅうを購入。今回はなんかめちゃ混雑していて待ちました。蒸したての温泉まんじゅうおいしい。

それから沼津まで行き、御用邸を見学。
敷地内にある沼津市歴史民俗資料館で「いのりの海 国指定漁具コレクション」展をやってたので、両親が休憩してる間に軽く見てきました。
大漁や海上安全を祈る漁師の文化。船霊さんとか、鯖大師とか、あと奉納した大漁の絵馬とか面白かった。

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やっぱ民俗系の展示って面白いなーと思いつつ、無事に家族旅行を終えました。
posted by すずる at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) |

2018年03月12日

MONKEY vol.14

『MONKEY vol.14 絵が大事特集』を読んだ。



メインとして、ウィリアム・ブレイクの SONGS OF INNOCENCE AND OF EXPERIENCE が版画+英文+翻訳で載っている。詩と絵が不可分である作品。詩をというよりは、美術館で1枚1枚絵を鑑賞するように読んだ。

ウィリアム・ブレイクって、アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』で引用されているアレでしか知らなかったけど、その元のThe Tyger.の虎ってこんな顔してたんだね。か、かわいかった…。ベスターのあの強烈な主人公の印象が強かったから、ちょっとびっくりした。

「無垢」の方は、春〜ふわふわ羊〜バラ色ほっぺのこどもたち〜って春の野原で口ずさみたいような感じだったけど、「経験」の方は隠喩が増えたのか、なかなか謎だった。
ざっと読んだ中では「蝿」が好き。あとライオンの姿が印象に残った。

あとはジョン・クラッセン絵、小川洋子文の「訪問者」も。大人向けの絵本のような、謎があるというか想像する余地のある短文で、立ち止まって絵を頼りに文章を読み解くような、それとも文章を頼りに絵の世界に入っていくような感じだった。

挿画の歴史的な話も面白かったな。
そういえばいつだったかの号に載ってた漫画も面白かったので(単行本は手が届かない値段で買えなかった)、漫画特集もなんかの形でやってほしい。

あとはアダム・サックスの父と子テーマの超短編がシュールでめちゃくちゃ面白かった。
父と子、似た者のような、対立してるような、愛情がなくもないような、取りようによって多様な立ち位置のテーマが取れる関係。
「ハーフェル川の記念碑」のだんだん増えてく像に爆笑した。好き。この短編集1冊まるっと翻訳が出たら絶対買う。
タグ:文芸誌
posted by すずる at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書

2018年03月01日

1、2月に読んだ本

体感では一瞬で2月が終わってしまった。
本はほんとに読んでなかった。1、2月で読んだ本は3冊だった。
大晦日から年始にかけてはいつも特別な読書時間で、毎年選びに選んだ1冊を読むんだけど、今回はちょっと気分が乗らなくて途中で放り出してしまった。

なんとか読んだ3冊。



『御子柴くんと遠距離バディ』
12月に若竹七海の新刊が出てたので、いそいそと買っておいたのを読んだ。
長野から警視庁に出向した御子柴くんの2冊めの短編集だけど、1つめの話からある意味意外な展開で、シリーズものという先入観はいきなり粉々に打ち砕かれる。
捜査が行く先々で妙にうまくはまって進むので、多少ご都合主義的かなあと感じる部分もなくもないけれど、1つの短編にぎっしり事件と多彩な展開が詰まってるので、流れに身をまかせてしまったら満足度は高かった。
ミステリ系の感想っぽいもの書くの久しぶりすぎて、どこまでがネタバレになるのかよくわからなくなってるな。



『幻坂』
前知識なしに読んだので、ミステリじゃないっぽいけど大阪が舞台の現代版人情話みたいなもんかな?と思ってたら、違った。ホラーだった。意外。
大阪の上町台地は有栖川さんの作品かエッセイかなんかで今までも何度か出てきたと思ったけど、そこにある七つの坂それぞれが舞台になっている。こんなしっとりとしたお話書くんだなあと新鮮だったし、実際にその七坂は歩いたことがあるので、風景を思い出してそうそう、という感じもあった。
あと日想観がテーマになっているものがあって、昔の四天王寺の浄土信仰の情景描写がとても良かった。



『たべるのがおそいvol.4』
12月に半分くらい読んで、家の中でロストしていたのをやっと見つけて読み切った。
宮内悠介の芥川賞候補作とか、話題性のある作品がじわじわ載ってる感じ。そういうきっかけでこういうムックが売れるとよいなあと思う。しかしこれは芥川賞っていうより直木賞だよなー。
半分は12月に読んでるのでちょっと印象が薄れてしまった。
古典の翻案みたいな町田康が面白かった。従二位がジュニーか、ってふふってなる。
西崎憲はしかし、翻訳より小説の方が好きだなあ。
短歌は染野太朗がよかった。
このムックなどで読む最近の短歌って、けっこうなんのことを歌ってるんだろう?って一拍おいて考えてしまうのが多くて、もっとぱっと情景が浮かんで、じわじわとその情景の中にまた発見があるような奥行きの感じられる歌が好きだと思った。
posted by すずる at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書メモ

2018年02月18日

貯金とか企業型拠出年金のこと

お金のことを話すのは恥ずかしいことだとか、そういう風潮も昔からあるように思うけど、実際そういう空気があるために、うちらの世代とかより若い世代がお金のことに無知なんじゃないの? もう郵便局に10年預ければ2倍になる時代じゃないっていうのに。
…という気持ちがあるのと、自分でなんとなく資産運用…とは?…って興味を持ったときに軽く調べたとして、色々な情報があるけど、どれもこれも銀行とか証券会社とかなんかFPさんの罠に思えてきてしまう。ていうかググって出てくるブログとかどうせ全部アフィリエイトでしょう?っていうね。(このブログもAmazonリンク貼ってるけど)

自分にとって何が本当に有意義な情報なのか判断するのが難しいと常々思っていて、もっと具体的にどうしてるとか話しやすい空気があったらいいんじゃないかなーと感じている。
それで、我が家が貯金とかそういうことをどうしてるっていうのをネットの片隅に書いておくことも、なんかしら、誰かしらにとって意味があるんじゃないかと思う。

前置き長いけどそういうわけで時々うちのお金のこと書きます。続きを読む
posted by すずる at 17:34| Comment(5) | TrackBack(0) | 日常

2018年02月01日

春の先触れ・仁和寺・それでアラビア

東京2日目は予定通り起床。
朝から電車のダイヤが乱れていて、当初は1日目に友人と横浜で遊んで泊まる予定を立てていたのを、天候が心配で中止したので、まあ会って遊べなかったのは残念だけど都内で泊まって正解だったなーと交通情報を眺めつつ思った。
朝はホテルでゆっくりして、亀戸のホテルから錦糸町まで歩いて地下鉄で移動。
まず向かったのは三井記念美術館の「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」展。
こちらの美術館は初めてなので、三井家のコレクション見せていただきましょうかフフ…みたいな感じで行ったら、さすがにさすがでしたわ。なんといっても応挙のパトロンだものね。
花鳥づくしの展示で、外の寒さとうらはらに一足先に春が来て、心に花が咲いたような、新春に見るのに相応しい展覧会でした。
鶴とか孔雀などの卵を素材として作った香合が面白かった。和歌山城のお庭で飼われていた孔雀の卵とか来歴があったり。中は金彩で、漆に蒔絵で描かれていて美々しい。輸出もされてたように書かれてたけど、イースターエッグとかの影響を受けて作るようになったんだろうか?それとも別で国内で独自で作られるようになったんだろか。
それから応挙目当てで行ったけど、呉春も好きだわー。線が悠々として、画家の寄せ描きを見てもぱっと目がいく。鶏なんか見てもふっくらして可愛いの。
あと渡辺始興の鳥類真写図巻がよくて、端から端までじっくり見た。

地下のシンガポール料理屋でチキンヌードルのランチを食べて、上野に移動。
雨が降り出したので、折り畳み傘を出してトーハクへ。「仁和寺と御室派のみほとけ」展。
仁和寺は行こうと思えばいつでも行けるし、京博とかの展示で見たことあるものも多いしなーなどと思っていたけど、やっぱり行ってよかった。
平日のためか人出が比較的少なめで、あれもこれも間近でじっくり見られてよかった。空海筆の三十帖冊子も、孔雀明王像も十二天像も子島曼荼羅もかぶりつき。
密教図像がいろいろあって、五秘密像とかまだまだ見たこと無いようなものもあって、奥深いな〜としみじみする。足元に子象がぎゅうぎゅうにいる普賢延命像とか。

もうじき修理が終わる観音堂の壁画を復元した部屋(この部屋だけ撮影可)もよかった。

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そして最後の部屋は御室派の各地の仏像が集められていて、もうお腹いっぱいになった。
コヅカイが乏しかったのでスルーしたけど、空海の書のグッズなにか記念に買えばよかったな。

常設は考古室と本館1階だけざっとまわる。トーハクって行くとすごく体力を搾り取られて、特別展を見た後になかなか常設をじっくり見ようという気力が残らない。
行くたびに軽い列ができてるのでスルーしてた刀剣室も人が少なめだったので見て来たが、刀はどうしても刃物ダナーという印象しか持てないなあ。いろいろ見比べれば姿とか刃文の美しさとかわかるんだろうか。それとも来歴で見るんだろうか。
福岡で見た日本号くらいインパクトがあれば、おーすげーって自分みたいな門外漢でもわかるけどなー…などと思いつつ、雨の降る外に出る。

続いて表慶館で「アラビアの道 サウジアラビア王国の至宝」展。
アラビア半島のこと、何を知っているかっていうと何も知らなかったなあ…と最初っから最後まで今まで見たこと無い目新しいものでいっぱいだった。やっぱ石の文化だよなーと紀元前のものを見ていて、人を模した石造物も全く見たことない感じで、そこから表現がこうなるのかー、とか、それに遺跡の地名がもう全然馴染みないしどこかわかんないし、未知だらけで、仁和寺展と続けて見るにはボリュームがありすぎるー。

あと表慶館に初めて入ったんだけど、とてもよい建物でした。

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次第に天候が悪化するという予報だったので、万一を考えて早めに東京駅に戻り、大丸で実家にお土産を買って帰宅。
posted by すずる at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館